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空想する癖が止まらない|ワタシはただ誰かに必要とされていたかった

自分に自信がもてないワタシが、青春時代にまともな恋愛ができるはずがなかった。

でも、一方的な恋は沢山した。毎日に刺激がほしかったから。

平凡で、退屈で、地獄の日々。

あの頃は、漫画を描くこと以外に、誰かに恋をすることがワタシの生きる希望だった。

行きたくもない学校に通っていた目的は、勉強のためでも、友達のためでもなく、好きな人に会いに行くため。

ドキドキする非日常的な刺激を求めて。

でも、ワタシの恋の仕方は、普通の女子と比べて一風変わっていた。



両想いになりそうになると気持ちがすぐに冷めた

中学、高校と、好きになった人は数知れず。

今なら、話をしたこともない人を好きになるなど考えられないが、あの頃のワタシは、相手の外見やしぐさにすぐに惹かれていた。

ようするに、自分の心の中に恋のドキドキ感が生まれれば相手は誰でもよかったのだ。

ワタシが人を好きになると、その人をガン見するので、相手は自分のことが好きなのかな?と考えワタシを意識するようになる。

でも、相手がワタシを意識し始めると、ワタシの気持ちはすぐに冷めた。

なぜなら、ワタシには、誰かとつき合う勇気などなかったし、その人を心から好きになる自信もなかったから。



愛せないけど愛してほしい

ワタシが、男子とつき合えなかった理由は他にもあった。

ワタシは、高校卒業と同時に地元を離れるつもりだったので、中高時代にお付き合いをしたところで必ず別れがくると思ったのだ。

中高生の頃にはすでに、現実的で冷めた人間だったワタシ。

でも、恋愛はしていたい。

それは、心のドキドキが欲しいだけでなく、ワタシを好きになってくれる、ワタシを愛してくれる人が欲しかったから。

親にまっすぐな愛情をもらえなかったワタシは、自分を愛してくれる「誰か」を求めていたのかもしれない。



中学生のころから始まった空想がワタシの青春だった

いつからか、ワタシは空想にはまるようになった。

本物の恋愛ができなかったから、好きな人ができる度に、その人がワタシを無条件に愛してくれる。そんな空想にふけってばかりいた。

愛情不足でぽっかり空いた心の穴を、自分なりに埋めようとしてたのかもしれない。

高校時代は、学校生活がしんどかった分、勉強もせず空想の世界に逃げこんだ。

ワタシの空想癖は、短大生になってからも、社会人になってからも続いた。

かれこれ20年続いた空想癖だったが、結婚して、子供ができて、自分の家族から無条件に愛されてると実感できるようになってから、ワタシの空想癖は自然と消えていった。

漫画と空想で終わった青春時代。

できることなら、あの頃のワタシに「何も考えずにとりあえず付き合え!!」と強くアドバイスしたい。






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