急に沸き上がってくる怒りをコントロールできないワタシ。
家の外にいる時は、感情を完璧にコントロールできるのに、家の中にいる時は、感情の制御がきかなくなる。
家では、夫や子供に対して瞬間湯沸かし器的に怒りが爆発。
子供相手に・・・と思われるかもしれないが、自分でもどこで怒りが噴射するかわからないから事前にくい止めようがない。
ワタシの怒りの頻度は、機能不全な家庭にいた頃よりも、夫と子供たちとの新しい家庭にいる今の方が圧倒的に増えた気がする。
なぜ瞬間的に怒りが爆発するの?自分を冷静に見つめて出した答え
なぜ、ワタシは瞬間湯沸かし器なのか?
どうして、ワタシの怒りは、昔ではなく今、身体の外へぶちまけられるようになったのか?
その答えは、ワタシがアダルトチルドレンであることに大きく関係していた。
瞬間湯沸かし器的な感情は、子供が親にダダをこねる時の典型的な行動。
何かが欲しい時、何かをしたくてもうまくいかない時、どうしようもなく寂しくてかまってほしい時・・・。子供は、欲求不満な感情の全てを母親にぶつける。
ワタシの母は、子供を甘やかせるほど心に余裕のない人だった。だから、ワタシは、自分の欲求を母親に直接ぶつけたことが一度もなかった。
でも、ワタシの夫や子供たちは違った。ワタシがどんなに怒って怒鳴ったり、暴れたり、冷たくしても、ワタシを諦めないでいてくれた。
ワタシは、沢山ダダをこねて、存分に甘えさせてくれる家族を結婚してやっと手に入れたのだ。
結婚前よりも、ワタシの衝動的な怒りが増えたのは、心から甘えられる家族に出会えたから。
ワタシは、結婚してから約10年間のうち、少なくとも9年は大人の姿をした子供だったのかもしれない。
アンガーマネジメントというけれど・・・
ワタシは、アンガーマネジメントという言葉を知った時、
「ワタシには無理だな・・・」
と思った。なぜなら、衝動的な怒りは、衝動的だからこそコントロールができないのだ。
ワタシの怒りは、自分が気づいた時には口からもう飛び出している。ものすごいスピードで。
瞬間湯沸かし器的な怒りを抑制するたった1つの方法は、どうして自分はこんなにも怒りっぽいのかという原因を、自分なりに突き止めてくしかないのではないか。
自分が成長すれば怒りの炎は自然と小さくなっていく
ワタシの怒りの根本には、母に甘えたいという子供の頃の想いや寂しさがひそんでいた。
自分の怒りにまかせて夫や子供たちに感情をぶつけてきたワタシ。まだまだ小さい子供たちにさえ、甘えずにはいられなかったワタシ。
でも、アダルトチルドレンの傾向を知ってからか、最近、自分の怒りに変化がみられるようになってきた。
瞬間的に怒ることが減り、怒りが口から飛び出す前にグッと我慢ができるように。
そして何より、子供を心から愛しく思えるようになってきた。
ワタシの心にどんな変化があったのか、自分でも上手く説明できない。
ただ、もう何十年も子供のまま止まっていたワタシの心が、やっと成長し始めたことだけは強く実感できる。