ワタシは、幼い頃から常に考え事をする子どもだった。
どんな時でもついつい考え事をしてしまい、集中しなければならない時にいつも注意散漫になり、それが原因による失敗は数知れず。
そのクセは、40代になった今も変わらない。
若いころは、考え事をしていても大きな問題はなかったが、最近は、歳をとって脳が衰えてきたせいか、考えグセに支障を感じるようになってきた。
考え事によるワタシの失敗談
ワタシには、興味の無いことには全く集中できないという困った特性がある。
学生のころは、興味のない教科の授業を受けている時や、興味の無い教科のテスト勉強をしている時は、常に頭の中で別のことを考えていた。
集中しようと意気込んでも、それが続くのは10分程度。気づけば、また別のことを考えてしまう。
授業は、ちゃんと聞いているフリをしながら上の空。現実に引き戻されるのは、いつも先生に急に当てられた時だった。
興味の無い教科の内容を聞かれても、そもそも全く頭に入っていないため、答えられるハズもなく。
先生からの質問に答えられないワタシは、沈黙することしかできず、授業が終わるまでその場に立たされることが何度もあった。
40代になってちょっと困ったことが起こり始めた
興味のない授業や会議を、聞いているフリでやり過ごしてきたワタシ。
30代までは、それでどうにか持ちこたえていたものの、40代に突入してから、考え事のせいで生活に支障が出るようになった。
この歳になって初めて、ドモリや言葉の詰まりが表れだしたのだ。
苦手な電話をしている時に、同じ言葉を何度も繰り返してしまったり、家族と話している時に、話の途中でいきなり言葉が詰まったり。
仕事を辞めて、見知らぬ人に電話をかける機会が減ってからは、ドモリの症状はなくなったものの、会話の途中で言葉がいきなり詰まる症状は今もなお続いている。
考え事をしているワタシの頭の中で起きていること
ワタシは、人との会話中も、会話の内容とは全く別のことを考えてしまう。
それだけではない。
周りに起きている沢山の情報が、視界を通じて勝手に脳に送り込まれてくる。
つまり、人と会話をしている時のワタシの脳ミソは、人と会話中の内容、別の考え事、周りから入ってくる情報を一度に処理しているのだ。
脳が若かった30代までは、会話をしながらも大量の情報を処理できていたが、40代になってから、脳の情報処理の速度が急に低下し始めた。
ワタシの会話が途中で詰まる理由は、会話をしながら入ってくる沢山の情報を脳が処理しきれず、ショートを起こすからではないだろうか。
幸い、他人と話す時は、多少なりとも会話に集中しているので脳がショートすることはないが、家族と会話する時は脳がしょっちゅうショートを起こす。
今後、脳がますます衰えて、相手に関係なく脳がショートを起こし、会話の途中で言葉が詰まることが増えるかもしれないと思うと不安だが、自分の特性を意識して、なるべく会話だけに集中するよう気をつけたいものだ。