ワタシには、昔からやりたくないことを後回しにするクセがある。
学生のころは、とにかく勉強を後回し。
高校生のころは、得意な教科ばかり勉強して、苦手な教科は机に向かうものの勉強の仕方が全くわからず、テストはいつも赤点だった。
社会人になってからも、やりたくない仕事を後回しにしてしまい、期限が近づくと気合で乗り切るといったことをいつも繰り返していた。
普段の生活でワタシがよくやる後回し
普段の生活でも、後回しを繰り返しているワタシ。たとえば、
- 掃除機がけ
- 排水溝のゴミ掃除
- トイレ掃除
- 手洗いの洗濯物
- 子供の学用品の裁縫
など、自分がやりたくないことはいつまでも放置してしまう。
他人から見ると怠慢と思われてもしかたがないが、どうしても最初の一歩が踏み出せず、
部屋が汚くなったり、排水溝やトイレが臭うようになったり、着る服がなくなったり、子供に裁縫を懇願されたりしてから、やっと重い腰をあげて気合で乗り切ることが多いのだ。
夫の一言で気づいたこと
以前、夫に言われてハッとしたことがある。
それは、ワタシがお風呂場にゴミを1週間以上放置していた時のこと。
「これ、いつまでここに置いてるの?片付けないの?」
実は、夫にゴミの存在を指摘されるまで、ワタシはそのゴミを無いものとして認識していた。
もちろん、お風呂に入る度に、そのゴミが視界に入っていたはずなのだが、ワタシの中でそのゴミは背景の一部と化していたのだ。
夫にそう指摘されてから、自分の普段の生活パターンを思い返してみると、ワタシが物事を後回しにする理由が大きく二つに分けられることがわかった。それは、
- 嫌なこと、面倒くさいことは意識的に後回しにしている
- 後回しにしようと思っていなくても、脳からその存在を無意識に抹消している
夫の目には、1も2も怠慢に映るのか、いつまで立っても進展なく放ったらかしにされているゴミを見る度に呆れているようだが、
ワタシは、1については後回しにしているという罪悪感があるものの、2についてはすでに忘却された存在のため、全く悪気を感じていなかった。
後回しにする性格を自覚したら罪悪感を感じなくなった
物事を後回しにする性格は、怠慢な人、仕事ができない人という印象を他人に与えてしまう。
それが嫌で、物事を後回しにした言い訳をあれこれと考えたり、反省したり、ダメ人間だと自分を責めて落ち込んだりしてばかりいた。
でも、嫌なことや面倒くさいことを後回しにしてしまう、ゴミ捨てなど後回しにしたことの存在を脳が抹消してしまうなど、
自分の特性を自覚するようになってから、物事を後回しにすることが減ってきた。
今では、我慢強い夫から指摘されるまでには行動を起こすことをせめてもの目標に、なるべく物事を後回しにしないよう意識的に生活している。