不安障害

衝動を止める方法|自分と向き合えば向き合うほど衝動は抑制できる

ワタシは、昔からイライラを抑えられない人間だ。

今でも、瞬間湯沸かし器並みにイライラが爆発することもしばしばだが、様々な精神疾患をかかえるワタシなりに、なぜ自分はこんなにもイライラするのかを考えてきた。

結果、日常的なイライラの原因は、ワタシが不安障害を患い、イライラの源に不安があるからという結論に至ったが、

たまにワタシを襲う3つの衝動については、確たる原因がわからないままだ。



【衝動1】物を破壊する衝動

ワタシは、子供のころから、瞬時に沸き上がるイライラの感情を抑えきれなくなる度に物に当たってきた。

実家のテレビにマグカップを投げて、テレビの画面の一部分だけ色が変わってしまったり、ふすまに物を投げて穴を開けたり、

ラップが芯に絡まってとれなくなり、キッチンをラップの芯で10分ぐらい叩きまくったり、麦茶を入れるためのガラスのピッチャーをキッチンにたたきつけて粉々にしたり。

こうした衝動的な感情は、コントロールする間もなく噴火するので、床に残骸が散らばっている状態を目の当たりにして初めて、ワタシはやっと我にかえるのだ。

その目撃者は、常に家族だったが、ワタシが破壊者になる度に、ワタシをどう扱えばいいか漠然とした不安を抱えていたに違いない。



【衝動2】独りになりたい衝動

ワタシは、アダルトチルドレンだったり、アスペルガー症候群だったりと、パーソナリティーに難がある。

自分が、そのような特性を抱えているとは露知らず、30代前半までは、人並みに結婚して、子供を生むことが自分の幸せだと信じて疑わなかった。

でも、それはあくまで世間の人たちが考える幸せ。

残念ながら、ワタシには、妻も、母親も不向きだった。

結婚して早10年、家庭に幸せを見出すことは、ワタシにとって非常に難しいことなのだと身をもって感じている。

昔は、独りでいることが寂しいと感じることもあったが、自分を知った今、家族と離れて独りになりたいという衝動に度々襲われる。

苦手なことに縛られて生きるくらいなら、孤独に死にゆくことも構わないと思えるのだ。



【衝動3】死にたい衝動

ワタシの死にたい衝動は、日常的に生まれる。

人と同じことができない自分、常に生きづらさを感じる自分に、とんでもなく嫌気がさすからだ。

ワタシが生きていると、周りの人を傷つけてしまう。

それはわかっているけれど、自分を止められないし変えられない。どうやって変わればいいかわからない。

ワタシが変わると、ワタシではなくなってしまうのではないか・・・。

落ち込んで、涙が出て、自分を呪って、どうやって死ねばいいか考えて、それでも子供たちのために生きようと考え直して、そのうち病気になって死ねるかもとか考えて。

そして、山あり谷ありの感情の波を乗り越えながら、今日も這いつくばるように生きている。



あきらめ流されることの大切さ

ワタシは、30代後半に自分がアダルトチルドレンだと自覚してから、自分と真剣に向き合ってきた。

あれから6年経った今でも、感情の抑制に難しさを感じるが、自分という人間を知るうちに、少しづつ衝動的な感情が減ってきたと実感している。

その理由は、自分をいい意味であきらめられるようになったから。

物に当たっても仕方ない。妻や母になれなくても仕方ない。独りになれなくても仕方ない。死ねなくても仕方ない。

不器用にしか生きられない自分を許そう。

ワタシは、ワタシなのだから。

そしてワタシは、自分らしくない生活の中に身を置きながらも、その中に自分らしさを求めつつ、今日も流されて生きている。





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